当日の資料
- はじめに
- 星形成概論
- 星間物質・分子雲
- 原始星・円盤・アウトフロー
- 多重星・星団形成
- 惑星形成
- 自己重力MHD
- AMR
- SFUMATO
- CFD・MHD・自己重力の教科書
- SFUMATO のコード: (非公開のためMoodleでお伝えします)
- SFUMATO 対応の可視化 Python ライブラリ: (非公開のためMoodleでお伝えします)
- SFUMATO 対応の可視化 Python サンプルコード: (非公開のためMoodleでお伝えします)
事前準備
計算物理学特別講義III (集中)は、2日間にわたり行われます。 2日目の後半は演習も行い、AMRコードを触ってみます。 実習に参加したい方は、事前に以下の準備しておいてください。 実習は面倒なのでパス・見学でもOKです。パソコン
シミュレーションを実行する環境です。 Windows でも Mac の環境でも良いですし、VMware やVirtualBox 等の仮想マシンで Linux を使っても良いですし、端末から他のサーバへログインしても良いです。 研究室のサーバにログインするのが一番楽かもしれません。
実行環境:Fortranコンパイラ + MPI + make + Perl
コードをコンパイルし、実行するには以下のソフトウェアが必要です。
- Fortanコンパイラ
- MPI
- make
- Perl
Fortranをはじめとする Intel のコンパイラが無料になりました。その名も Intel® oneAPI Toolkits です。FortranコンパイラとMPIが含まれています。 Free Intel® Software Development Tools(公式サイト)から以下の2つのパッケージをインストールします。
- Base Kit
- HPC Kit
Intel Fortran ではなく、Gnu Fortran でもコンパイルできます。Gnu Fortran には MPIは付いてこないので MPICHを別途インストールします。
make などの開発環境
- Windows : WSL
- Mac : Xcode から Command Line Tools をインストール
- Linux : 標準で付属。
可視化: Matplotlib
- Python ver3以降
- Numpy
- Matplotlib
可視化: ParaView
3次元の可視化には ParaView を使います。 公式サイトからダウンロードしましょう。 講義ではここまで進みません。
テスト
正しく準備ができたかどか、テストしましょう。
実行環境のテスト
以下のリンクからファイルをダウンロードしてください。 ブラウザによっては、右クリックでダウンロードをする必要があるかもしれません。
コンパイル
Intel® oneAPI ToolkitsでMPIをまとめてインストールした場合には以下のコマンドです。
$ mpiifort mpicheck.f90
MPICH を別でインストールした場合には以下のコマンドかもしれません。
$ mpifort mpicheck.f90
テストを実行
以下のコマンドを実行してください。3並列で実行します。
$ mpirun -n 3 ./a.out
以下のような表示されれば成功です。
my rank = 2 my rank = 1 my rank = 0 number of cores 3
可視化のテスト
以下のファイルをダウンロードしてください。
これを実行して以下のような図が表示されれば成功です。